チャンソプ 'Way' 日本語訳と感想的なもの
BTOB イ・チャンソプのソロ曲が好きすぎて、なぜこんなに良曲なのか真剣に考えてみました。
一番の魅力はやっぱり歌声なわけですが、歌詞もかなり好きなので歌詞の日本語訳もしてみてます（わりと意訳しているところもあるのですが）。歌詞をゆっくり見ながら思ったことを書き出してみます。
まずはアルバム「Mark」の1曲目、「Way」から。
Way - チャンソプ 日本語訳
作詞：チャンソプ, MosPick
作曲：MosPick, チャンソプ
編曲：MosPick
희미해진 가로등 번지는 불빛 빛
微かな街灯 広がる光
오늘은 좀 낯설어 익숙했던 이 길
今日はすこしぎこちない 慣れたはずのこの道
너에게서 멀리 저 멀리 달리고 있어 더 멀리
君から遠く遠く 走っていくより遠く
네게 돌아가고 싶어도 돌아갈 수 없도록
君の元へ戻りたくても 戻れないように
끝없는 밤하늘 아래 끝없는 하얀 선 위에
果てない夜空の下 果てない白線の上
끝없이 달려봐도 No way no way no way no way
果てなく走ってみても
다시 선명해지는 너의 뒷모습
再び鮮明になる 君の後ろ姿
아직 많이 낯설어 텅 빈 옆자리
まだとてもぎこちない 隣の空席
내 마음은 아직 제자리 닿을 수 있게 내 마음이
僕の心はまだここに 届くように僕の気持ちが
네게 돌아가고 싶어도 No way
君の元に戻りたくても
끝없는 밤하늘 아래 끝없는 하얀 선 위에
果てない夜空の下 果てない白線の上
끝없이 달려봐도 No way no way no way no way
果てなく走ってみても
시간에 너를 맡길 거야 기억에 너를 지울 거야
時間に君を託すんだ 記憶から君を消すんだ
I’ll never never think about you
끝없는 밤하늘 아래 끝없는 하얀 선 위에
果てない夜空の下 果てない白線の上
끝없이 달려봐도 No way no way no way no way
果てなく走ってみても
희미해진 가로등 번지는 불빛 Way
微かな街灯 広がる光
다시 선명해지는 너의 뒷모습 No way
再び鮮明になる 君の後ろ姿
Wayについての感想的なもの
この曲は川辺北路(강변북로)という漢江沿いの高速道路を走っているときにインスピレーションを受けた曲らしいです。走るイメージの曲を作りたいと思ったんだとか。
恋人と別れて高速を走りながら帰る道の途中、なんとか恋人を忘れようとしながら車を走らせている、そんな歌ですね。
チャンソプの書く歌詞って、難しい言葉などを使わないシンプルな言葉選びをしているけど、表現の仕方や言葉の組み合わせ方は単純じゃないですよね。
思いつくままにすらすら作詞するというより、しっかり考え抜いて完成させているような印象を受けます。
たとえば、
끝없는 밤하늘 아래 끝없는 하얀 선 위에
果てない夜空の下 果てない白線の上
「夜空＝黒と白線」で色の対比をしつつ、「下と上」の対比も組み合わせていたり。
曲全体の構成としても、
희미해진 가로등 번지는 불빛 빛
微かな街灯 広がる光
と、あいまいでぼんやりとした風景のイメージから始まり、君から遠く離れて行っているのに最後には、
다시 선명해지는 너의 뒷모습 No way
再び鮮明になる 君の後ろ姿
”鮮明”という、歌いだしのイメージと正反対のイメージを描いています。
あまり力を入れない歌い方だったり、ギターのリズムが常に一定に聞こえていたりすることで、淡々と車を走らせているイメージを想起させるのですが、
唯一、
시간에 너를 맡길 거야 기억에 너를 지울 거야
時間に君を託すんだ 記憶から君を消すんだI’ll never never think about you
この大サビ？っていうんですかね？最後のサビ前でメロディーが変わる部分だけ、
他の部分の歌詞と違い、この曲の主人公の心の声というか強い意志が表現されていて、歌い方も少し力が入っている感じがします。
（「시간에 너를 맡길 거야」の訳し方が難しかったです。なんとなーくはわかる気もするのですがうまい表現ができず。時間の経過とともに君を忘れるように、的な？）
シンプルなようで意外と技巧的なところが良い。
あとこの曲はあまりテンションを左右しない感じがするんですよね。
明るくて元気が出る感じでも、感傷的な気分に寄り添う感じでもなく、淡々と聴けるっていう。
そう考えるとアルバムの一曲目ということにも大きな意味があるのかもしれません。
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